沖縄の山での自然観察にベストな服装は?

海のフィールドほどではありませんが、沖縄の山のフィールドも本土と少し勝手が違うとこがあります。

ここでは、沖縄の山のフィールドで怪我をせず安全に遊んだり自然観察をしたりするための服装や履き物について、キュリオス沖縄のネイチャーツアーのノウハウをもとにご紹介します。

山のフィールドのための服装


ここがポイント!チェック項目

☑なるべく帽子をかぶりましょう。なければ頭にタオルを巻きましょう
☑上は一応長袖が基本ですが、暑い時期は半袖も可。肩出しは避けましょう
☑下は長ズボンを履きましょう。ただし汗で張り付く素材は不向き
☑靴はしっかりした長靴がベスト。スポーツ用スニーカーでも可
☑荷物はリュックかポーチに。両手を空けましょう
☑日焼け対策はしっかり!!
☑冬場は暑くなることと寒くなることを想定して、防風にすぐれた上着を
☑百均の雨合羽でいいので、急な雨に備えましょう

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防水か、すばやく乾くかの二択

本格的な登山なら別ですが、沖縄で山に植物や昆虫を観察しに行くのにそれほど特別な服装は要りません。動きやすい格好であれば大丈夫です。ジャージなどが無難です。

山では、引っかき傷やかぶれ防止のため長袖が基本。ただ、そうは言っても5-11月くらいは暑いので、整備された登山道であれば半袖で入る方も多いです。その場合でも最低限、肩は守りましょう。タンクトップの上から薄手で風通しのいい長袖を羽織るというのもアリです。

また、特に暑い時期は急な雨が多いのも沖縄の気候の特徴です。

上下とも濡れてもすぐ乾く素材か、逆に防水の素材のものが使いやすいです。ただしどちらも一長一短で、乾きやすい素材は濡れれば寒いし、防水のものは日が照れば蒸してきます。「水蒸気は通して水は通さない」GOETEXのような素材を使ったものがベストではありますが、かなり高価です。引っかけて破れることもありうるので、汚れたり破れたりするのが絶対嫌な服は避けましょう。

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石灰岩地に多いサルカケミカンの棘

冬はナイロン素材など風を通さない素材の上着を持って行くと温度調節が楽で、しかもかさばりません。

長ズボン必須。「濡れて張り付く」ものは避けて

山では必ず長ズボンを履きましょう。下草による擦り傷や虫刺され・かぶれ、急に荒天になった場合の体温低下など、あらゆる点から足を露出するのは良くありません。

ジャージがお手軽ですが、専用に買うなら作業用ズボンが圧倒的にオススメ。作業服店には温かい素材から風通しの良い素材まであらゆるタイプのものが取り揃えられており、サイズで困ることもありません。一部のスタイル重視のアウトドアブランドのものより、よほど丈夫で安価です。

タイトなGパンなどは濡れた時に膝が曲げにくく大変歩きにくくなるので、注意が必要です。

マラソンなどでサポート用に履くスパッツに半ズボンという組み合わせもOKですが、草や木の棘に引っかかって破れる可能性を考えるともったいないかもしれません。

沖縄の山を歩くのにベストな靴は?

登山用の靴というと登山靴をまっ先に思い浮かべるかもしれません。ところが沖縄の多くの山では底が厚くてがっしりしたいわゆる「登山靴」は、実はあまり実用的ではありません(使えないことはない)。

理由はいくつかありますが、ひとつには「土がたいへん薄い」からです。黒土が深くつもる本土の山とちがって、岩の上を踏みしめて歩くような道が主体の沖縄の登山道では、硬く分厚いソールはうまく岩をとらえきれず、滑ったり足をくじいたりする原因になります。

オススメは何と言っても業務用の白長靴。

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「耐油」と書かれている、給食のおばちゃんが履いているアレです。少々かさばりますが、膝まである長めの丈のものがベストです。小さな沢ならそのまま渡ることもできます。業務用だけあって、強度や耐久性は一般的な雨靴とは比べ物にならないくらい優れています。

また、この長靴はハブによる咬傷を「ある程度」防いでくれます。真正面から牙を打ち込まれれば穴は空くでしょうが、ないよりはるかにマシです(そもそも昼間の山に入ってハブに遭遇することは本当に稀ですが)。

長靴が用意できない場合、スポーツ用スニーカーなどが無難です。

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特殊部隊隊員…ではなくキュリオス沖縄の佐藤氏の装備