三連休もいよいよ終わってしまいますね。結局青空を十分に拝めたのは初日だけだったのではないでしょうか。
ということで三連休初日はツアーで利用している恩納村のフィールドへ行ってきました。7月末にミドリイシサンゴの白化が確認できたので、その後どうなったのか見てきました。
白化したばかりのサンゴはまだ死んでおらず、環境が改善されると共生していた褐虫藻が戻ってきて回復します。一方で、環境が厳しいままだとそのまま死んでしまい、藻類が生えてきます。
ではでは今回はというと・・・。
残念ながら白化したミドリイシサンゴの多くは死んでしまったようです。藻類が生えて写真のようになってしまっていました。とはいえ、全部が死んでしまったわけではなく、問題なく生きている群体もいます。
ミドリイシの仲間は健康な群体かすでに死んでしまった群体がほとんどで、まだ白化している群体はごくわずかでした。一方で、7月末には白化していなかったコモンサンゴの仲間が白化中でした。
ハマサンゴはだいぶ回復したようで白化している群体はごくわずかでした。
ちなみにこの日の水温は、リーフエッジの礁原近くで干潮時に15 cm~30 cmの深さで測って32°でした。このフィールドでは確かに白化したサンゴもいますし、その後死んでしまったサンゴもいますが、現在でも十分に健康なサンゴが生息しています。テレビや新聞で報道されているようなあたり一面が真っ白な危機的状況というわけではないようです。
沖縄の夏はもう少し続きますし、引き続き観察を続けたいと思います。
そんな感じで途中で雨に2回も降られ、水温計が流されたり、野帳を海に落としたりしながらも無事退散できました。