こんにちは、キュリオス沖縄の宮崎です。
愛媛県にいる祖母のもとに親戚が集まるというイベントがあって、愛媛県に行ってまいりました。いや〜、普段からカメラのメモリーの中は生物とか景色ばっかりなのですが、久々にこんなに「人」の写真撮りました。そんな中で少しですが、沖縄にいると出会えない(出会いにくい)生物の写真も撮ってきたのでご紹介します。
まずは祖母の家の近所から。
愛媛は梅雨真っ盛り…だったのですが、そこは流石に瀬戸内。沖縄よりよっぽど空気が乾いています。久々に体温調節がうまく機能している感じを堪能しました。
ツチガエルと思っていたのですが、ヌマガエルとのことです(富永先生、ありがとうございます)。
沖縄には近縁種のサキシマヌマガエル Fejervarya sakishimensisが分布します(僕は間違えたツチガエルとは、腹が白いこと、背面のいぼ状突起が小さく滑らかなことなどで区別できます)。
いくつかの図鑑では沖縄に分布することになっているのですが、滅多に見ないドクダミ。花は可憐ですが香りは強烈です。葉をもんで鼻につめたら、強烈な臭気とともに少年時代のことをいろいろと思い出しました(葉っぱを顔の前でちぎる、くらいで十分強烈な香りがします)。
日中からパタパタと飛び回る蛾。羽ばたきは速いのに飛ぶ速度はゆっくりで、これが大量に飛び回っていると何か不吉・不気味な感じがします。ウメやサクラを食草とします。
瀬戸内の海の景色を見るため、しまなみ海道を通って島にも渡ってみました。
最近、しまなみ海道はサイクリストを呼ぼうと頑張っているみたいですね。あちこちで自転車に乗った集団とすれ違いました。確かに道中の景色は最高だろうなぁ。
サクラの樹上にいたヤブキリ。キリギリスの仲間の中でも肉食性が強く、アゴや脚に生えた棘がよく発達しています。こちらも沖縄を除く全国に分布。
そしてアオダイショウに遭遇!!これも沖縄では出会えない生き物です。本州・四国・九州では普通ですが、実は日本固有種なんですね〜。
いつ見ても可愛くていいヘビです。無毒ですが、ヘビの種類を見分ける自信のない人、扱い慣れていない人は捕まえようとしないこと。ヘビの方にに怪我をさせてしまう可能性もあります。
美しい鱗。よく見るとダニがついてますね。
アオダイショウのお腹。幅の広い鱗(腹板)に覆われています。多くのヘビは、この腹板を立てたり寝かせたりする運動により前進します。
横顔がカワイイですね!
という訳で、楽しい四国行でした。