沖縄旅行をもっと楽しむ!島の自然を知る「エコツアー」をあなたが体験するべき3つの理由

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沖縄旅行といえば、観光施設をまわったり、ショッピングをしたり、時にはビーチでのんびりしたりと様々な楽しみ方がありますよね。その中でも特に「沖縄の自然」を楽しみたいという方におすすめなのが「エコツアー」です。

エコツアーとは、簡単に言うと「地域の自然や文化を対象にした観光」といったところでしょうか。学びの要素が含まれているので好奇心旺盛な方には特におすすめですね。

ガイドさんがいっしょに自然の中を散策するするスタイルがほとんどで、カヤックやウォーキング、トレッキング、シュノーケリングなど、いろいろなジャンルがあります。今回は沖縄旅行をさらに楽しむためにこのエコツアーをオススメする3つの理由をご紹介します。

 

自然体験が与えるポジティブな影響


森林浴でリラックス!なんて話を聞いたことがありませんか?実は自然の中で様々な体験をすることによって、体験した人の心と体にリラックス効果をもたらし、病気の予防に役立つという研究が報告されています。

特に森林浴に関する研究が多くあり、日帰りの森林散策ツアーによってポジティブな感情が増し、ネガティブな感情をやわらげることが報告されています。また、2泊3日の森林散策ツアーでは、ストレス状態をつくるホルモンが減った結果、病原菌から体を守る細胞が増えたり、がんに対抗するタンパク質が増えたりする変化が約1ヶ月続くといった研究報告もあります。

 

沖縄本島北部の森の中にて。真っすぐ伸びるヒカゲヘゴ。

森林浴に限らず、海が広がる景色や波の音にもリラックス効果があると言われており、頭上に青空、足元にサンゴ礁の海が広がる広大な景色に出会ったときの開放感もきっとあなたの心と体を落ち着かせてくれることでしょう。

 

サンゴ礁の浅瀬が広がる沖縄本島南部の海

また、自然体験は子どもたちにもポジティブな影響を与えます。日常的な自然体験が子どもの「生物多様性」に対する親近感とその保全意識を育むなど、自然に対する意識に大きな影響を与えるという研究報告があります。

実際に私たちのツアーに参加した子どもたちの中には、最初は怖くて生き物に触れなかった子が少しずつ慣れていって触れるようになったり、自分から積極的に生き物を探すようになったりと短い時間の中でも子どもたちの成長を感じられることがあります。

 

オオイカリナマコに大興奮の子どもたち

エコツアーに参加することは、普段外で遊ぶ機会が少なくなった子どもたちが自然や生き物に興味をもつ良い機会にもなるでしょう。

その他にも、単純に体を動かして汗をかいたり、美しい景色と出会うことで感性が磨かれたり、エコツアーでの自然体験は私たちの心身をより健康に、豊かにしてくれます。普段の生活で出会うことのない沖縄の自然の景色の中で、心と体の休息をとりながら自然体験をしてみませんか?

 

沖縄でしか出会えない自然を体験できる

沖縄旅行で欠かせない物の一つに沖縄の特産品など、沖縄でしか買えないお土産があります。

実は自然環境も同じで、世界の中でも沖縄でしか見られない自然環境ばかりなのです。国内でもっとも南に位置する沖縄県には、日本の他の地域では見られない南方系の生き物が生息しています。

南方系のチョウ、コノハチョウ。沖縄県では天然記念物に指定されている。
背中のターコイズブルーが美しいルリマダラシオマネキ。国内では南西諸島にのみ分布。

また、世界中で沖縄本島やその周辺の離島でしか見られない動植物も多く生息しています。

 

シリケンイモリ。沖縄本島とその周辺の離島にのみ分布。山のなかのため池などに多い。
平たい殻と殻のまわりの毛が特徴的なシュリケマイマイ。沖縄本島と瀬底島の固有種
オキナワトラフハナムグリ。沖縄固有亜種。ときどき色が黒い個体がいる。

また、沖縄本島では、北部と南部で自然環境が大きく異なっています。北部では酸性土壌が広がる一方、南部ではアルカリ土壌が広がっています。植物は種類によって生育できる土壌が異なるため、沖縄本島の北部と南部の森では植物の種類が大きく異なっています。

 

沖縄本島北部には大型のシダ植物「ヒカゲヘゴ」が生息している。
一方、沖縄本島南部の森ではガジュマルやハマイヌビワの入り組んだ枝幹がよく見られる。

動物たちにおいても、ヤンバルクイナやオキナワイシカワガエルのように北部のみに生息する生物や、クロイワトカゲモドキなどのように同種でも北部と南部で特徴が異なる生物も知られています。沖縄本島だけでみても、北部と南部で見える景色や出会える生き物がかなり異なっているのです。

オキナワイシカワガエル。沖縄本島北部(やんばる)にのみ分布。一見派手な模様だが、コケむした岩の上にいると目立たない。

本島北部の個体は、背中の斑紋が途切れているものが多い。
本島南部の個体は、模様がつながって背中の真ん中で一本の筋になっている個体が多い。

 

沖縄の魅力に気づかせてくれるガイドとの出会い

自分たちだけで歩いていたら見逃してしまう自然の魅力に気づかせてくれるのが「ガイド」という存在です。エコツアーのガイドは、ツアー参加者とコミュニケーションをとりながら自然体験を提供し、ケガや事故がないように安全管理を行ってくれます。

普通なら気にも留めない生き物たちの特徴を解説してくれたり、自然との関わり方を教えてくれたり、自然と私たち人間のつながりに気づかせてくれたりと、豊富な知識とユーモアを交えつつ、沖縄の自然の魅力を体感させてくれます。沖縄をより深く楽しむためにガイドの存在は欠かせません。

普段なら素通りしてしまいそうな植物もガイドがいれば興味の対象に。

そして自然の中へ立ち入る際の安全上の注意やルール・マナー、自然体験に適した道具や服装など、ガイドから自然との向き合い方や利用の方法についても学ぶことができます。自然体験を安心・安全に、そして適切に楽しむ際には、ガイドのアドバイスがあるととても心強いです。

また、沖縄リピーターの中には、来沖時に必ずエコツアーを頼むほど仲の良いガイドがいたり、仲良くなったガイドとSNSで交流して沖縄情報を集めたりと、時には「沖縄の友人」といったレベルまで親交が深まることもあります。

 

わかりやすいようにいろいろな道具を使って解説してくれます。

ちなみにキュリオス沖縄では、ツアー参加者をガイドする際には、参加者の好奇心をいかに育むことができるかを意識してご案内しています。また、沖縄だけで完結せず、参加者が地元に帰った後もいつもの風景がちょっと違って見えるように「自然を見る視点」をお伝えできればと考えています。

ガイドによってツアーに対する想いや案内する方法、得意な分野が異なるので、ぜひいろいろなガイドと沖縄の自然を巡ってみてください。皆さんの知らない沖縄をきっと教えてくれますよ!

名護市でのカヤック・トレッキングは「おきなわさんぽ」(名護市)

■体験ダイビング・シュノーケリング・リバートレッキングなら美ら島探検隊「TLEBO(トレボ)」(本島北部)

■カヤックフィッシング・カヤック・トレッキングなら「ハーモナイズ。」(本島中北部)

■那覇から40分!沖縄のサンゴ礁とガジュマルの森ツアー「キュリオス沖縄」(本島南部)

 

さて、沖縄のエコツアーを体験すべき理由はいかがだったでしょうか?沖縄の文化は自然とも密接な関係にあるため、自然体験を通して沖縄の文化や歴史にまで話が広がるかもしれません。

広大な自然の中で沖縄の海や森と一体になる感覚や沖縄に対して湧く新たな興味・関心、訪れるたびに異なる沖縄の生き物との出会いなど、沖縄に来たなら体験して欲しいものがエコツアーには詰まっています。

エコツアーへの参加が皆さんの沖縄に対する興味をさらに育ててくれることでしょう。沖縄に来た際には、ぜひエコツアーにご参加ください。皆さんと自然体験できる日を沖縄でお待ちしています!

今回ご紹介したような、沖縄のサンゴ礁とガジュマルの森ツアーが楽しめるキュリオス沖縄へのお申込みはこちらからどうぞ!

沖縄生まれ沖縄育ち / 九州大学農学部を卒業後、琉球大学大学院理工学研究科へ進学し、博士課程を修了。博士(理学)/ アザミサンゴがもつ蛍光タンパク質の生物学的機能について研究 / キュリオス沖縄 理事 /
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仲栄真 礁

沖縄生まれ沖縄育ち / 九州大学農学部を卒業後、琉球大学大学院理工学研究科へ進学し、博士課程を修了。博士(理学)/ アザミサンゴがもつ蛍光タンパク質の生物学的機能について研究 / キュリオス沖縄 理事 /