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キュリオス沖縄創業10周年に際して

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2026年1月15日をもちまして、一般社団法人キュリオス沖縄は創業10周年を迎えました。「生き物や自然が好きで、それを人に伝えることが楽しい」を出発点に集まったメンバーが起こした小さな会社ですが、立ち上げより現在まで、振り返れば多くのご縁や助力・助言、ご恩に助けられ、さまざまな機会をいただいてここまで来ることができました。この10年間支えてくださった行政機関、教育機関、研究者、地域団体、企業、個人の事業主、学校関係者、そして数多くのツアー参加者の皆さまに、この場で篤く御礼申し上げます。

10周年を迎えるにあたってのメッセージ

キュリオス沖縄では創業以来「沖縄の自然の魅力を引き出し、人々に伝え、価値を認識してもらうためにはどうすればよいか」と「生き物が好きで自然科学の知識を持つ人材のスキルを、観光と教育の現場にどう活かしていけるか」という2つの問いを軸として、さまざまな事業を展開してきました。より多くの方が自然の魅力に気づき、それを科学の目でとらえること。そしてその重要さに気がつくこと。このことが自然環境を未来に残し、持続可能な社会を作っていくために、小さな我々ができる最善のアプローチであると考えているからです。

この10年間で、自然環境や生物多様性は世界的に見ても地域的に見ても、気候変動をはじめとしたさまざまな危機にさらされており、それはそのまま私たち人類の生存・生活基盤を危うくしていることに他なりません。この大きな問題に立ち向かうためには、科学、技術、経済、社会、あらゆる分野においての、ミクロからマクロまで、さまざまなレベルでのアプローチが必要です。そんな中で私たちの事業を通じて撒かれた小さな種が、世の中の少しでも多くの場所で芽を出すことを願ってやみません。

10周年の沿革

キュリオス沖縄ではネイチャーツアーをはじめとして、教育現場への普及啓発、イベントの企画実施、活動の支援、など自然環境・生物多様性と自然科学にかかわるさまざまな事業を行ってまいりました。

 

ネイチャーツアー事業
2016年1月15日から2026年1月15日までにのべ3,447名の個人ツアーのお客様に、キュリオス沖縄が実施するネイチャーツアーに参加いただきました。沖縄の海・山のフィールドを歩き、生き物を見つけて感動し、観察し、生き物を科学する楽しみをお客様と分かち合うネイチャーツアーは弊社の根幹を成す事業であり、途中、新型コロナウイルス蔓延によりツアーの実施が厳しくなった時期もありましたが、何とか継続してまいりました。今では「沖縄で生き物に詳しいガイドならキュリオス沖縄」と、自然が好きな方や科学教育に熱心なご家庭を中心に多くの方より認知いただいております。
団体ツアー事業(修学旅行など)
2016年1月15日から2026年1月15日までにのべ2,017名の、修学旅行その他大小規模の団体のお客様にキュリオス沖縄の自然観察プログラムをご利用いただきました。修学旅行は生の自然に触れて自然とはこういうものである、という理解を深める大変貴重な機会であり、実際に沖縄への修学旅行において自然環境や生物多様性、持続可能性の学びにつながるプログラムを希求される学校は増え続けています。
サンゴ礁ウィーク・ジュニアサンゴレンジャー事業

キュリオス沖縄では、2016年より沖縄県サンゴ礁保全推進協議会より委託を受け「サンゴ礁ウィーク」運営を担当してきました。サンゴ礁ウィークは、サンゴの日(3月5日)前後の一定期間に、県内外の多様な団体が主催する参加型・普及啓発型イベントを募集し、同時多発的に実施して盛り上げる週間で、ゴミ拾いから観察会、講演会、ワークショップ等合わせて例年20−30件のイベントが県内外各地で実施されました。

また同協議会の委託を受け、2017年からは沖縄の次世代を担う子どもたちがサンゴ礁について知り、学び、体験を通じて理解を深める活動を支援する「ジュニアサンゴレンジャー事業」の運営を担当し、施設などが運営する活動以外にも市民の草の根的な活動をふくめ、のべ45件の活動を支援してきました。

沖縄県平和創造の森公園 自主事業運営
沖縄県森林組合連合会より委託を受け、2018年より5年間、沖縄県平和創造の森公園における自主事業の運営および広報を担当しました。SNS等を活用した情報発信とあわせて、自然観察会や音楽イベント「Music & Torch for Peace」、ものづくりや自然素材を活かしたワークショップなど、5年間の間に多数の新規オリジナルイベントを含む事業を実施し、たいへんなご好評をいただき、公園を自然や自然科学に触れられる交流の場として活用する試みに取り組んできました。
国立自然史博物館誘致に関する業務
2018年度の沖縄県の「国立自然史博物館誘致基礎調査事業」において、資料作成や関係者へのヒアリング調査を担当しました。また、2020年度・21年度には、国立自然史博物館に係るシンポジウム運営等業務を共同企業体として受託し、企画・運営、資料作成、企画展や教材動画制作などを通じて、沖縄における自然史研究の重要性、国立自然史博物館誘致活動について県民に発信する取り組みを行ってきました。
県内の学校現場と連携した取り組み
学校教育の現場では、教員向け研修への参画、学会大会での研修支援、中学校・高校での特別授業や探究学習支援などを通じて、県内の理科教育・自然科学教育を支援する事業を行ってまいりました。タッチプールや標本展示を活用した出張環境学習など、直接フィールドに出ることが難しいケースに対応する試みも行ってきました。

 

修学旅行プログラム


サンゴ礁ウィークフェア


沖縄県平和創造の森公園自主事業イベント

この10年での沖縄の自然の変化

記憶に新しい2024年夏の高水温によるサンゴの大規模な白化をはじめとして、この10年の間にも沖縄の自然環境・生物多様性は様々なグローバル・ローカルな変化の影響にさらされてきました。10年で私たちが利用しているフィールドからはすっかり姿を消してしまった生物もいます。ただ、マイナスの変化ばかりではありません。沖縄本島北部固有種のヤンバルクイナは生息域が再拡大しつつあり、私たちが利用している大宜味村のフィールドでは、10年前には聞こえなかった鳴き声がたびたび聞かれるようになりました。
6年に一度一斉開花することが知られているセイタカスズムシソウは、ちょうど創業の年2016年初頭の冬に咲いていましたが、きっかり6年後の2021年から2022年にかけての冬に再度一斉開花を見せてくれ、自然のたゆまぬサイクルが刻まれていることを実感したりもしました。

 

2022年初頭のセイタカスズムシソウの一斉開花

今後の展望 ― 次の10年に向けて

近年、企業や社会全体において生物多様性の回復を目指す「ネイチャーポジティブ」への関心が高まりつつあります。こうした時代の変化を受け、私たちもこれまで培ってきた自然科学の知見と現場経験を活かし、企業や団体の取り組みを支援する新たなサービスを段階的に開始していく予定です。このような新たなアプローチが加わる部分もあるかとは思いますが、また次の10年、キュリオス沖縄は変わらず沖縄の自然の魅力と自然を科学する楽しさを伝え続けたいと思っております。沖縄の自然が好きでここに集ったメンバーですので、何より、これまで私たちを楽しませてくれた沖縄の自然を次世代に少しでも残していくことで恩返しができたらと思っております。今後とも、一般社団法人キュリオス沖縄への変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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